仁寿元年(851年)鎮座
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七五三の由来は、平安時代に行われた3歳の「髪置き」5歳の着袴」、7歳の「帯解」の儀式にあると言われています。昔は子供の死亡率が高かったため、このような節目に成長を祝い、子どもの長寿と幸福を祈願しました。時代が変わっても、子供に幸せで長生きしてほしいと願う親心は時代を超えて受け継がれているのです。
■3歳:髪置き(かみおき)
髪置きは、子供が髪を伸ばし始める3歳の節目に行う儀式で、頭に糸で作った綿白髪(わたしらが)を乗せて長寿を祈願します。 平安時代頃には、赤ん坊は髪を剃って坊主にする風習があったため、髪を伸ばし始めることは、ここまで無事に成長できた印とも言えたのです。 頭に綿白髪を乗せるのは、髪が白くなるまで長生きして欲しいという、親の願いが込められているのです。
■5歳:袴着(はかまぎ)
袴着は着袴(ちゃっこ)とも言い、子供が初めて袴をつける時に行う儀式で、碁盤の上で吉方を向いて行います。 平安時代には公家だけの風習で、男女の区別なく5~7歳の頃に行われていました。 時代とともに武家や庶民にも広まっていき、江戸時代頃には男児のみの儀式になり、年齢も5歳に定着しました。
■7歳:帯解き(おびとき)
帯解きは、紐付きの子供の着物から卒業し、本裁ちの着物に帯を締めるようになる節目に行われた儀式です。 本裁ちは、仕立て直せば大人の着物として着ることができる着物で、本裁ちを着て帯を締めることは、子供が大きく成長した証として喜ばしいことでした。 室町時代には、男女の区別なく9歳頃に行われていましたが、江戸時代頃に7歳の女児が行う儀式になりました。
数え年と満年齢、どちらの参拝が正しいの!?
女の子は3歳と7歳の年、男の子は3歳と5歳の年に七五三のお祝いをしますが、「数え年」と「満年齢」という2つの年の数え方があります。日本では長い間、「数え年」を使って年齢を数えてきました。生まれた日を1歳とし、元旦ごとに1歳加える数え方です。現在では、生まれた日を0歳とし、誕生日ごとに1歳加える「満年齢」で数えるケースが一般的になっています。
数え年・満年齢でお祝いする時期を選べる?
七五三のお祝いは、「数え年」と「満年齢」、どちらで数えても構いません。お子さまの成長に合わせて選ぶとよいでしょう。
3歳のお祝いを数え年で行う場合は、満年齢でいうと1歳~2歳となります。こどもの成長は幼いほど変化が大きく、2歳と3歳では身長や顔の印象に差が出るケースも少なくありません。赤ちゃんのあどけなさが残るうちに七五三のお祝いをして写真に残したいという場合には、数え年でのお祝いがおすすめです。
数え年 | 1月1日~11月15日 生まれの満年齢 | 11月16日~12月31日 生まれの満年齢 |
3歳 | 2歳 | 1歳 |
5歳 | 4歳 | 3歳 |
7歳 | 6歳 | 5歳 |
着慣れない着物での参拝や写真撮影により、疲れてしまうのではないかと心配する場合には、満年齢の3歳になってから祝うとよいでしょう。
早生まれ(1月1日~4月1日生まれ)のお子さまの七五三のタイミングについて、数え年か満年齢かで迷うお父さん、お母さんも多いかもしれません。どちらを選んでも問題はなく、お子さまの成長に合わせて、総合的に判断することをおすすめします。
また、7歳までのきょうだいがいる場合は、上の子は満年齢、下の子は数え年というように、柔軟な対応も選択肢のひとつです。
男の子と女の子では祝い年が違うの?
七五三は、こどもの無事な成長を感謝し、さらなる保護を祈念する行事です。こどもが3歳・5歳・7歳になると行われていた3つの古い儀式が由来となっています。
もともとは、どれも男女同じ数え年に行っていた儀式とされています。時代の流れの中で少しずつ変化し、男の子は3歳と5歳の年、女の子は3歳と7歳の年に定着してきました。このような経緯を考えると、きょうだい一緒に祝ってあげたいというような場合、例えば女の子が5歳でお参りするケースがあっても、問題はないといえるでしょう。
七五三お参りでおすすめの時期は?
七五三のお参りは、一般的には11月15日です。しかし、この前後は神社が大変混雑します。仕事の都合などもあるため、近年は11月15日の前後1、2か月に参拝するという方が多いようです。
この時期は、1年の中でも過ごしやすく、紅葉もちょうど見頃のシーズンとなります。美しい紅葉を背景にお子さまのベストショットが期待できる「9月~12月初旬ぐらい」の参拝がおすすめです。
ただし、早い時期にお参りをするのであれば、気温に注意しましょう。9月、10月は突然暑くなる日もあります。気を付けないと、慣れない着物で余計に暑くなってしまい、お子さまが体調を崩してしまうかもしれません。
一方、寒冷地の場合には、早めのお参りがおすすめです。11月になると冷え込む日も多くなり、所によっては雪が降ります。10月頃の参拝が安心でしょう。
七五三のお参りは六曜も気にするべき?
「結婚式は大安が良い」「お葬式は友引を避ける」といった言葉をよく耳にします。日本の伝統行事は、大安や友引、先勝など、カレンダーに記されている六曜と深く関係しているものが少なくありません。そのため、七五三のお祝いも、大安にしたいと考える方もいます。
結論からいうと、六曜は中国の思想であり、いわゆる「俗信」という見解が一般的です。従って七五三の参拝日は、六曜を気にせずに決めても構わないでしょう。
しかし、冠婚葬祭をはじめとする大切な催しをする際、六曜にこだわる方は少なからずいます。七五三においても同様です。特に休祝日の大安吉日は神社への参拝客が集中しやすく、かなりの混雑が予想されるため、注意が必要です。下記の表に六曜の意味と、主な考え方をまとめました。
六曜 | 読み方 | 意味 |
先勝 | せんしょう・せんかち・さきがち | ・「急ぐことが吉」 ・午前中が吉で、午後が凶 |
友引 | ともびき・ゆういん | ・「友を引く」 ・祝い事はよいが葬式などは避ける ・朝夕は吉、正午は凶 |
先負 | せんぷ・せんぶ・せんまけ・さきまけ | ・「何事も控えめに平静を保つ」 ・午前は凶、午後は吉 |
仏滅 | ぶつめつ | ・「万事において凶」 ・祝い事は避ける |
大安 | たいあん・だいあん | ・「万事において大吉」 ・特に祝い事によい |
赤口 | しゃっく・じゃっく・しゃっこう・じゃっこう・せきぐち | ・「祝い事には大凶」 ・火の元、刃物に要注意 ・正午は吉、朝夕は凶 |
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